亜矢子は自らの体験から、ボディワーク(体に対するヒーリング)の偉大さを感じていました。

それまでどちらかというと、アロマの講座を行うことに一番の興味があり、アロママッサージは正直2の次の感がありました。けれども、

”体って尊い。。。私も心と体、魂、全部を見れるセッションをしたい”
そう思うようになっていました。

その翌日のこと。アロマセラピーを習っていた学校から電話がかかってきました。

「マッサージの講習会をやってほしい、という山梨の会社があるんですけど、行ってもらえますか?」

コスメ作り講座は何回も行っていましたが、マッサージを指定されたのははじめてのことでした。

”あらま。。。”

少し、おかしくなりました。

自分が決めたら、物事は動いていく、そのことを実感しました。

そしてその後、亜矢子は前述のSさんのボディワークのセッションのお手伝いをさせてもらうようになりました。

「亜矢ちゃん、そっちからエネルギー流す感じにしてみて」
”ん。。。こんな感じかな。。。”
Sさんの見よう見まねで、手を動かしていきます。

見えない世界のことですから、最初はほんとに、半信半疑でしたけれど、
「あー、そうそう、それでいいよ」
そんな風にして、だんだん”エネルギー”の感覚がつかめるようになりました。

時には、直感で、アロマの香りを使うこともありました。
「あー、そうそう、助かった。いやー、香りはすごいね」

そんな風にほめられると、自分がほめられたみたいに嬉しくなってしまいました。

そしてその後は、オフィスでもお客さんをとり、アロママッサージを行うようになりました。

結局このオフィスには約3年間お世話になるのですが、毎日が気づきの連続でした。
日々のちょっとした出来事から自分を見つめることを学んだり、セラピスト同士研鑽しあい、お互いの感受性、個性、違いを徹底的に認識しあい、そのことで自分のオリジナリティや能力を確認し、高めあう毎日でした。

それは、どんな流派にも属さない、体系づいたものを踏襲するのもはなく、ただそれぞれの持てるものを最大限引き出す、そんなやり方でした。

亜矢子は日々アロマの香りを探求し続け、アロマ占いを開拓したり、ボイスヒーリングとアロマセラピーを組み合わせたり、自然の中で自分を見つめる講座を開いたりしました。
その3年間で、亜矢子は講師として、アロマセラピストとして、ヒーラーとしての感受性の基礎を培いました。

セラピストが皆そのように、自分を認識することに何より時間を費やしてましたので、会社としては上手くいくわけがありません。結局3年たって、会社として運営ができなくなってしまい、亜矢子はその後、ひとりでアロマの道を歩むことになりました。

いい面も悪い面も、この3年間で大きな人生勉強をしたような気がします。

これは、私が一番最初に実感を伴って思い出した、過去世の記憶です。
もちろん、事実かどうか証明できるものではありませんけれども、私の中では腑に落ちたり、確信できたものです。
そして大事なのは、そうやって気づくことができると、そのときの恐怖が癒されるということです。

この後私はいろいろな過去世を思い出す機会に恵まれましたが、必ずしも、人が癒されたり成長したりする過程で、過去世を思い出す必要はないと思います。日々の体験でも自然に浄化されていたり、魂は常に成長しているからです。もちろん、必要があれば思い出すことになるかもしれませんが。
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